いっぱしのヤンキーを目指してパンチパーマに。けれどこれが大失敗!

高校生の頃、僕はパンチパーマに挑戦しました。16歳の時ですので、もう30年以上も昔の話になります。
今の若い人はパンチパーマというものを知らないかもしれませんね。すっかり街でパンチパーマをかけた怖いお兄さんなんか見かけなくなりましたし。パンチパーマとは奈良の大仏様のように頭をグリグリにパーマをかけ、かつ短い髪型にしたヘアスタイルです。当時は怖いヤンキーのお兄さんはこんな髪型にすることがトレンドだったんです。
僕が通っていた高校は正にヤンキー高校でした。学校では右を向いても左を向いてもパンチパーマをかけたヤンキーがうじゃうじゃ。何かパンチパーマにすることが普通というような雰囲気が校内にはあり、僕もその高校に入ってから自然の流れでパンチパーマをかけようと思ったのです。
僕はいつも行きつけの床屋さんでパンチパーマにしてくれるようにお願いしました。すると床屋さんはパンチパーマを渋ってなかなかオーケーしてくれません。僕には似合わないというのです。それに高校生がパンチパーマをしたら校則に触れるのでは?と忠告してくれました。けれども僕も引き下がりません。仕上がりには文句を言わないし、学校にもこの床屋さんでかけてもらった事を言わないので是非、パンチパーマをかけて欲しいとお願いし、やっとのことでかけてもらいました。実際の仕上がりは、一言で表現すると爆笑ものでした。自分で思わず笑ってしまうほどの酷いものでした。僕は童顔だったため、パンチパーマが全く似合わないのです。パンチパーマはヤンキーが箔を付けるためにかけるもの。ですからパンチパーマをかけると怖く見えないといけないのですが、僕の場合は童顔が余計引き立って見えるようになってしまいました。昔、アイドルの女の子がコントでパンチパーマのかつらをかぶるようなテレビ番組があったりしましたが、僕のパンチパーマは正にあんな感じで、怖いというより、見ると逆に大笑いされてしまうというものだったのです。おかげでその頭で学校に行くと知らない人からも笑われたりします。けれど意外だったのが女の先輩からはカワイイと評判になり、知らない人からも頭を撫でてもらえたのはうれしかったですね。
けれど、失敗はこれにとどまりません。あまりに似合わないので僕はパンチパーマをやめようと、ストレートパーマをかけたのです。けれどパンチパーマは強くかけるためその上からストレートパーマをかけても綺麗に取れるということはないのです。パンチパーマの上にストレートパーマをかけたために僕の髪型は本当に奇妙なものになってしまいました。それまでパンチパーマだった時は大笑いされるという感じでしたけれど、ストレートパーマをかけてからは何か、失笑されるという状態でした。もちろん、学校の中で女の先輩に可愛いと頭を撫でられることもなくなってしまいました。
とにかく、僕の失敗はパンチパーマが似合うかどうかということを全く考えずにかけてしまったこと。これに尽きますね。この経験からその後は、髪型を変える時は自分に似合うのかどうなのか、イメージをしてからするようになりました。