ハゲの一念発起。ベリーショートで逆効果に!!

私は2年前、バンドのボーカルをしていました。
バンドマンとは髪型の雰囲気でイケメンになれる部分があるので、イケメンではない私も、ライブの度に必死に髪型をセットしていました。

当時の私は、所謂マッシュルームヘアーのような、おでこを隠すタイプの髪型でした。
これぞバンドマン。下北系。そんな気持ちもありましたが、理由はハゲていたからです。
おでこがとにかく広い。
そしてそれは日に日に広くなっていきます。
広くなっては後ろから髪を前に持ってきて隠す。
また広くなっては横からも髪を持ってきて隠す。
それでもハゲは留まるところを知りません。
ライブ中髪が乱れ、ハゲチラする事も珍しくありませんでした。

このままではまずい。

そう思い、いっそ短くしようと決意しました。
曝け出して歌を歌っているのだから。自分のコンプレックスくらい曝け出せなくてどうする。
もう自分を隠し続けるのは嫌だ。

そんな気持ちと勢いで美容院に駆け込み、私は人生で初めてベリーショートにしました。

確かにおでこは広かったですが、自分では大変気にいる髪型となり満足感でいっぱい。
しかしながら周囲の反応は真逆でした。

まずバンドメンバーからは、恥ずかしい、ただのハゲ、顔が長く見える、今後許可なく髪を切るな。と大不評。
更にファンの人達からは、前の方がよかった、本当にハゲだったんですね、いつ元に戻るんですか、歌ってる時笑っちゃう、等々。

そうです。私は覆せないほどハゲだったのです。
そして運悪く頭の形もショートヘアーには合わない形でした。

そもそも、ファッション等においても自分が良いと思ったものは周りから変と言われるような“見た目オンチ”な私。
髪型だって自分では良いなと思った時点で気づくべきでした。

その後は髪を伸ばし、マッシュルームへと帰化。また始まる、どこか歪な、ハゲを隠す日々。
歪なものは往々にして続かないもので、結局バンドは解散とあいなりました。

今の私はと言うと、なんと坊主です。
そう、全ての呪縛から解放されるように髪と共に今までの髪型に対する雑念を切り捨てました。
そのスッキリサッパリ感たるや。

私は気づいたのです。髪型なんて、所詮自己満足の世界なんだと。
他の誰がなんと言おうと、自分が良いと思ったのなら、自分の気持ちが前向きになるのなら。
それこそが、その人にとって一番いい髪型なのだと。
今までの事もあり、私はきっと坊主を貫くでしょう。もう髪型が崩れることを気にして俯いて歩くあの日々ともおさらばです。

ただ、ハゲは今も進んでいます。